木村さんは、元横綱・武蔵丸関が所属している武蔵川部屋で15年力士をしていたというユニークな経歴の持ち主。
ロサンゼルスで開業をするという夢は、聞いていてワクワクいたしました。
元力士・整体師
木村 謹仁さん（35）
2012年1月
総合・プロ養成コース修了
きっかけは、下手なマッサージ師にあたってしまったこと
現在、知人などに出張で施術をして顧客を増やし、開業に向けての準備をしています。
現役時代は全国をまわって、それぞれの場所の治療院で施術を受けていました。整体の方もいれば、あん摩や鍼灸、スパイラルテープを貼ってくれる方もいました。こういう業種は、とても身近なものだったんですが、現実として自分の職業にするとは考えられませんでした。
ある日、整体師になろうと決心した出来事がありました。仕事で疲れて行ったマッサージ店が、すごく下手だったんです。ぜんぜん気持ちよくなくて、力も足りないし、やってほしいところにはいらない。自分ならこうやってやれるのになって考えたときに、「あ、自分が整体師になりたい」って思ったんです。
先生の技を盗みたい！ ぐいぐいとツボに入る施術に感動
それから大小様々な学校の説明会に行きましたが、専門的な用語ばかり言われて、あまりよくわからなかったんです。体験も、これどうなのかなって思うことが多くって…。
そんな中、HOT HANDSACADEMYの体験説明会に行ったんです。
そこで出会った大原先生（整体の講師）は、すごく話しやすく、自分の思いを全部聞いてくれて、それに対して丁寧に答えてくれました。また、自分は慢性的な股関節痛もちなのですが、それを告げずに体験の施術をしてもらいました。そうしたら、「ここどうですか？」と悪い箇所をピンポイントで手探りで見つけてくれて、それが滅茶苦茶気持ち良かったんです。あ〜これが、マッサージ店でやってもらいたかったことだったんだなって感動しました。さらに、先生が施術をしているのを見ていたら、すごい技術を感じたんです。そして、言い方は悪いんですが、先生の技を盗みたいなって思ったんです。
実践的で具体的。イメージしやすく、理解しやすい授業です
自分が相撲時代に感じた疑問を学科の授業で質問をすると、身体の仕組みがどのようになっていて、どんな症状なのか解説してくれるんです。そして、その症状にあうのはこの手技だと、実技の授業の内容を引き合いに出して施術の方針を決めてくれました。
それが現場で積んできた体験も混ぜて話してくれるので、具体的でイメージしやすく、とても理解し易いものでした。
また、整体をするということや実践的なお客様が来てから帰るまでの流れ。そして、開業に向けての準備など様々な疑問を投げかけてみました。たとえば、タオル一枚の値段から聞くんです。話すと2時間3時間あっという間に過ぎていて、先生、帰んなくてもいいんですか？みたいなこともありました(笑)。
芯があるから、自分も本気でぶつかれる。そんな先生です
先生は普段とても話しやすいんですけど、卒業試験では「これは試験だから、気を抜かないでしっかりやるように」と今までになくピリッとした雰囲気を感じました。そういう芯があるから、自分たちも本気でぶつかれる。試験は無事受かったのですが、 最後に指摘をいただきました。それを課題にして、指の角度、圧の強さ、筋肉の深さによる違いなどの細かい所を保証システムで勉強し、身につけていこうと思っています。
クラスメートと練習を重ねながら知人を施術し、顧客を増やしています
まだまだ保証で通っているので、勉強の途中。
婚約者がアメリカ人なので、ゆくゆくはロスで開業できたらと思っています。
また、練習は、ベッドや机も買い、家でクラスメートを呼んでやっています。まあそうやってクラスメートと仲良くなれたのも、先生がそういう空気を作ってくれたのがあるので。
クラスメートだけでなく、元力士で整体をやっている人を呼んだり、モデルも呼んで練習をすることもあります。
練習の後は、ご飯を食べに行って情報交換をしたり。楽しくやらしていただいています。
これから入校をお考えの方にメッセージをいただけますか。
HHAではコースが色々あるので目的に合わせて、勉強できます。授業は、実技だけでなく学科も選択するといいと思います。本当に仕事で活かせる知識が得られますよ！
