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弱い力のマッサージでも痛みは緩和(ゲートコントロール説)

 

前回の内容で強い力で痛気持ち良いマッサージをする事により痛みが緩和される事を説明しましたが、痛みの原因となる筋肉に対し、弱い力でも筋肉の痛みを緩和させる事が可能な理由を今回は説明します。

 

痛みの原因となる筋肉に対し、強い力で刺激を行い痛みを抑制させる事が可能な理由は、脳内から内因性オピオイド物質(脳内麻薬=モルヒネ)のβ-エンドルフィンと呼ばれる快楽ホルモン*を分泌させる事により、痛みを抑制する事が可能であるからと考えられます。

 

※ホルモン・・・血液を介して全身の細胞を活性化させるもの(脳の脳下垂体,膵臓,副腎,甲状腺 などの内分泌系と呼ばれる臓器から分泌される)
これに対し弱い力で刺激し痛みを抑制させる事が可能な理由は、痛みを引き起こしている原因となる筋肉部位の末梢神経の一つである感覚神経*の切り替えによるもの【ゲートコントロール説*】が一つの理由であると考えられます。

 

※感覚神経・・・身体の末端の筋肉や皮膚などで感じた感覚(触覚,圧覚,温覚,冷覚,痛覚,振動覚 など)を脳に伝える為の伝導経路。痛みを感じる【痛覚】や、触られた時に感じる【触圧覚】がそれに含まれる。

 

※ゲートコントロール説・・・痛みの原因となる筋肉内部の感覚神経の【痛覚】を、同じ感覚神経である【触圧覚】に切り替える事により、脳が痛みと感じている認識を触られてるという認識に変換する事により、痛みを抑制させる事が出来るという説。痛みの感覚よりも触圧覚の感覚の方が優先されるという事。
{例:足をぶつけて痛みが出た時に、手で速くさすると痛みが和らぐ}

 

 

☆上記をまとめますと

 

【強い力でマッサージをすると】
⇒痛覚が刺激され、脳内から分泌される内因性オピオイド物質のβ-エンドルフィンなどのホルモンが作用し痛みを抑制させる事が出来る。

 

【弱い力でマッサージをすると】
⇒ 触圧覚が刺激され、ゲートコントロール説により脳が感じとる感覚を、痛みの感覚から触られている・押されているという感覚に切り替える事により痛みを抑制させる事が出来る。
◎施術を行う上で特に慢性的な痛みや痺れ 又はコリ感、重だるい、鈍いなどの自覚症状を引き起こしている原因となる筋肉に対しては、強い刺激でも弱い刺激でも痛みを緩和させる事が可能であると考えられます。

 

実際の施術においてはお客様の要望に応じて施術を行う為、痛気持ち良い施術を好む方もいれば、痛い刺激が苦手な方もいる為、施術者側が臨機応変にどちらの力でも対応出来なければならないと思われます。

 

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