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硬いタイプのコリの施術法

A〜C、D〜Fの2つのタイプでわけて解説します。

タイプ1【A~Cが当てはまる方に】

 

A.コリの表面が硬く、深部も筋状に硬いが、その深部の筋の周囲のみにヌメリがある。
B.押した時の感覚は硬く、弾力はあまり感じられない。
C.押した時に自覚症状としてコリ感が感じられる。
【施術手順】

1.浅筋膜をほぐす
病態:浅い筋膜が癒着し、硬く動きが悪い状態。
目的: 浅筋膜の緊張を緩める。

 

2.深筋膜をほぐす
病態: 隣接する筋の筋上膜が癒着し、索状硬結の状態。
目的: 筋同士の癒着をとる為、表層の筋上膜の緊張を緩める。

 

3.トリガーポイント内包筋の停止腱(又は起始腱)をほぐす
病態: トリガーポイントを内包する筋内部の、筋原繊維の癒着により筋全体が短縮している状態
目的: 停止腱をほぐし、筋全体の緊張を緩める。

 

4.
A. トリガーポイント部位の深筋膜の癒着の剥がす
◎自覚症状は→重だるさ,コリ感
病態: 索状硬結にトリガーポイント部位の特徴であるヌメリが存在している状態。
目的: 筋同士の癒着を解消させる。

 

B.トリガーポイント部位の圧痛点の圧迫
◎自覚症状は→痛み
病態: 索状硬結にトリガーポイント部位の特徴であるヌメリが存在している状態。
目的:痛みを引き起こしている原因となるトリガーポイント部位(圧痛点)を圧迫(阻血性圧迫)する事により、交感神経の興奮を抑制させ、血流を促進させる。

 

5.トリガーポイント内包筋を弾く
病態: トリガーポイント部位の癒着が解消され、筋繊維が正常に動きだした状態。
目的: 局所短収縮反応を起こさせ、筋の短縮を解消させる(コリをほぐす)。

 

6.深筋膜を伸ばす
病態: トリガーポイント内包筋の筋繊維の癒着が解消されたが、深筋膜はまだ縮こまっている状態。
目的: 縮こまっているトリガーポイント内包筋の深筋膜を、起始部から停止部方向に向かい伸ばしていく。

タイプ2【D~Gが当てはまる方に】

 

D.コリの表面がグミ状に柔らかくて、その深部が筋状に硬いタイプ。
E.押した時の感覚は柔らかく、弾力がある。
F.押されると気持ちが良い
G.押さなくても自覚症状として、コリ感は感じられる。

 

【施術手順】
1.トリガーポイントがある筋に対し、いきなりトリガーポイント部をアプローチするのではなく、筋全体(筋腹)の筋膜に対し、拇指揉捏を行う。この際圧を筋腹に対し垂直に入れ、橈骨を支点とした拇指の軸回旋*を加えながら筋膜を最大限に伸ばし、手首を返すと同時に必ず筋を弾く*。
※回転式の水道の蛇口を内回りで回すイメージで行う。
※筋を親指で前方に転がすイメージで行う。

 

2.アプローチするトリガーポイントに対し拇指の先端部分を使わず、拇指の第一関節を筋にあて、四指全体を相手の体に密着させた状態で圧迫する*。
※この際、力の割合は拇指:四指=5:5

 

3.四指を密着状態のまま、アプローチするトリガーポイントに対し、拇指の先端部分を垂直圧の方向に立て、徐々に圧をかける*。
※この際、力の割合は拇指:四指=7:3

 

4.アプローチするトリガーポイントに対し、正確に垂直面で押し込める角度を拇指を回転させながら探る*。
※この際、徐々に加圧しながら、皮膚の遊びをとりながら探る。

 

5.トリガーポイントを垂直面でとらえる事が出来たら、そのままトリガーポイントを押し潰し、渦巻き状に回転させながらゆっくり圧を加えていく*。
※この際、表層の筋膜をかき分け、深層へと圧を入れていくイメージで行う。
※角度のズレ、圧を入れるスピードが速いと、トリガーポイントを押し潰す事が出来ない。

 

6.圧がこれ以上入らないという所まで押し潰したら、回転を止め、トリガーポイントに対し持続圧迫*を加える。
※持続圧迫→動きを止め押し続ける。持続圧迫を行う際、両肘は伸ばした状態で行う。

 

7.持続圧迫を数秒間行い、拇指が徐々に沈んでいくのを感じとり、これ以上圧が入らないという所まで圧迫を行う。

 

8. 7の状態で拇指で圧迫し続けた状態のまま、再び拇指を渦巻き状に回転させ、徐々に圧を加えていく。

 

9. 8→6→7→8→6→7という感じで繰り返し行い、拇指を深部に沈めていく*。
※筋の層が厚いポイント程、筋膜をかきわけながら圧を入れていく。深部に行けば行く程、回転は小さく。
※基本的に拇指で圧を加え始めたら、徐々に圧を加えていく為、途中で圧を抜かない事が原則だが、拇指で押し込む事に限界を感じたら、圧を完全に抜ききらない状態の所まで、圧を一旦抜いても良い。その後、 再び圧を加えていく。
※拇指の変わりに手根部(手首)、肘頭部を使っても良いが、トリガーポイントから離れた場所を押した場合、痛みを感じるので注意して行う。

 

10. トリガーポイントの圧迫を一定時間行い、筋の緊張が緩和される*のを感じたら圧迫を止める。
※筋肉の弛緩が感じられた瞬間→副交感神経が優位に働いている状態。
(例:大きく深呼吸・唾液の分泌・鼻水の分泌)

 

11. トリガーポイント部に拇指、又は手根・肘頭をあて、圧迫した状態で筋繊維と同じ方向に揉捏を行い、少しずつトリガーポイント部の筋繊維を伸ばしていく*。
※この際、ゆっくりストレッチをかけた状態で行なう。スピードが速いと筋全体にストレッチがかかってしまい、トリガーポイント部の筋繊維は伸びない。

 

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